第二次世界大戦とは何であったのか?-内部の背信者問題-
昨日、NHKのBSプレミアムで午後4時半から6時にかけて放送していた「刑事フォイル」が終了いたしました。イギリスの放送局が作成した作品ですが、最終回となった「エリーズのために(冒頭部分でベートーベンのピアノ曲が流されていましたので、‘エリーゼのために’が適切な邦訳では?)」には、製作者が同作品を通して視聴者に伝えたかったメッセージが凝縮されているように思えます。NHKでは、「刑事フォイル」と番組名を邦訳していますが、原題はFoyle'sWarであり、直訳しますと‘フォイルの戦争’となります。刑事ものなのにもかかわらず‘戦争’というタイトル名はどこかそぐわないように思えますが、全8シリーズのうち7シリーズまでは第二次世界大戦期を背景としておりますし、最後の第8シリーズでも、主人公のフォイルはイギリスの諜報機関であ...第二次世界大戦とは何であったのか?-内部の背信者問題-