香港を救うには中国の民主化が必要では?
7月1日に施行された香港国家安全維持法により、香港では、初日から既に370人余りの人々が逮捕されたと報じられております。北京政府は、取り締まりの対象となるのは‘少数’の活動家であるかのように説明しておりしたが、370人にも上った大量逮捕は、香港の民主化運動に対する断固たる北京側の姿勢の現れなのでしょう(もっとも、同法違反としての逮捕は10名らしい…)。香港は、今や恐怖が支配する政治犯用の監獄都市と化したかのようです。香港では、天安門事件はおろか、自由や民主主義という言葉そのものも北京政府によって消されてしまいそうなのですが、中国の本土の一般国民も、香港と然程には変わらない状況に置かれています。違いがあるとすれば、中国本土で暮らす少なくない国民が、皆が平等に貧しい毛沢東時代の経験からすれば今日の中国の状況ははるか...香港を救うには中国の民主化が必要では?