戦争の終わらせ方に二つあり敵を打倒か敵と妥協か
BS-TBS報道1930より (1)敵を完膚なきまでにたたきつぶし 将来への危険をも排除して完全勝利 という終わり方が一つ (打倒)(2)しかし、それは不可能なので、あるいは あまりにも多くの犠牲を払わなくてはならないので、 交渉をし、お互いの落とし所を見出して終える というのがもう一つの終え方である (妥協)(1)は将来の危険を除去できるが、多大の犠牲を払う(2)は将来に危険を残すが、犠牲は抑えることができる 状況が不利なのに(1)にこだわりすぎると 犠牲を出すだけで大敗を喫してしまいかねない。 早々と(2)に走ると犠牲は抑えられても 将来にわたって危険が残る。 状況を見極めて そのバランスをとらなくてはならない。 ウクライナも今後どうなるか分かったものではない。 千々和泰明氏の『戦争はいかに終結したか』(中公新書) は刊行直後に期せずしてアメリカが アフガニスタンから撤退して注目された..