中国企業の日本市場参入-グローバル市場はアンフェアな競争を強いる
本日の日経新聞朝刊の一面には、BYDやCATLといった中国の蓄電池事業者が、近々日本市場に上陸するとする記事が掲載されておりました。蓄電池の開発当初においてはグローバル市場のシェアの大半を占めていた日本企業勢でしたが、今日では、低価格を武器とした中国企業にシェアを奪われています。遂に国内市場においても強力なライバルが現れたこととなります。実のところ、蓄電池分野に起きている流れは、既にパターン化されたグローバル移行モデルを辿ったに過ぎません。それは、技術力に優る先進国が先端的な製品を開発し、一時的に世界市場を席巻するものの、時間の経過と共に安価な生産が可能な新興国企業のシェアを拡大し、最後は、新興国企業によって先進国企業が淘汰されてしまうモデルです。半導体然り、太陽光発電パネル然りです。何故、このような逆転が起き...中国企業の日本市場参入-グローバル市場はアンフェアな競争を強いる